炎症を助長する食事で早死にのリスクが増加④

(2019年5月) "The Journal of Nutrition" に掲載された日本の研究で、食生活の炎症度と各種死亡リスクの関係が調査されています。

これまでにも複数の同様の研究で同様の結果になっていますが、アジア人を調べた研究はあまり行われていません。
著者: Emiko Okada et al.
タイトル: Dietary Inflammatory Index Is Associated with Risk of All-Cause and Cardiovascular Disease Mortality but Not with Cancer Mortality in Middle-Aged and Older Japanese Adults

研究の方法

40~79才の日本人男女 58,782人を対象に、食生活を調べて食事炎症指数(DII)を割り出したのち19年間前後にわたり生存状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に 11,693人が死亡しました。

DIIスコアが最高(食生活の炎症促進性が最も強い)のグループは最低のグループに比べて、総死亡リスクが13%増加していました。

同様の比較で死因別の分析にすると:
  • 心血管疾患(心臓病や脳卒中)全体のリスクが30%増加していました。 脳卒中に限ると29%の増加でした。 冠動脈疾患に限っても30%のリスク増加でしたが統計学的な有意性に難がありました(95% CI: 0.96, 1.76)。
  • ガンに関してはDIIスコアと死亡リスクとの間に関係が見られませんでした。 消化器のガンに限っても同様でした。
  • 心血管疾患やガン以外で死亡するリスクとDIIスコアとの間にも関係が見られませんでした。