脚には「体重計」が備わっている。 座って過ごす時間が長いと正しく作動しなくて太る?

(2017年12月) "Proceedings of the National Academy of Sciences" に掲載されたヨーテボリ大学(スウェーデン)の研究によると、哺乳類の体は「体重計」を備えていて、この「体重計」が体重の増減に関与していると思われます。

研究の概要

肥満の齧歯類の腹部や背中に重量が様々に異なるカプセルを埋め込んで体重を増やしたところ、体重を人為的に増やされた個体は、増やされた体重の分だけ体重が減りました。 こうした個体では、体脂肪が減り血糖値も改善されていました。

肥満との関係

体内にあって体重を感知する「体重計」は下肢の長骨(大腿骨や上腕骨など長い骨)に存在して、体重が増える(太る)と「食事量を減らそうよ」というシグナルを脳に伝達して体重を一定に維持するのだと考えられます。

これまでに複数の研究で、座って過ごす時間が長い人は(身体活動量が多くても)太り勝ちであることが示されていますが、立って過ごす時間が少ないと脚に備わる「体重計」が誤作動を起こすためかもしれません。