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コーヒー飲用と大腸ガンのリスクの関係を日本で調べた研究のまとめ

(2018年6月) 名古屋大学などの研究グループが "Journal of Epidemiology" に発表したメタ分析によると、日本人に限るとコーヒーに大腸ガンを予防する効果はあまり期待できないかもしれません。

メタ分析の方法

日本人を対象にコーヒー飲用量と大腸ガンのリスクとの関係を調べた26の研究のデータを分析しました。

26の研究のうち14がコホート研究で、残りの12がケース・コントロール研究(コホート研究よりも信頼度が低いとされる)でした。

結果

コホート研究のデータを分析したところ、コーヒー飲用量と大腸ガンになるリスクとの間に関係が見られませんでした。 男女別に分けて分析しても、大腸ガンを結腸ガンと直腸ガンに分けて分析しても同様でした。

ケース・コントロール研究のデータでは、コーヒー飲用習慣がある場合には無い場合に比べて大腸ガンのリスクが低いという結果となりました。 リスクの低下幅は次のようなものでした:
  • 1杯/日: -8%
  • 2杯/日: -14%
  • 3杯/日: -18%
  • 4~6杯/日: -19%
ケース・コントロール研究のデータを大腸ガンを結腸ガンと直腸ガンに分けて分析すると、リスクが下がっていたのは直腸ガンだけで、それもコーヒー飲用量が3杯/日以上の場合に限られていました(リスク低下幅は21%43%で飲用量が多いほど低下幅が大きい)。