(2018年5月) "Journal of Epidemiology" に掲載された大阪市立大学などの研究で、高校入学後に高校を中退しやすい中学生の特徴が明らかにされています。
研究の方法
貧困地域(大阪の西成区)に住む中学生614人の状況を調査したのち、3年間にわたり高校に在籍しているかどうかを追跡調査しました。
結果
18.7%が高校を中退しました。
中学生の時点で次のいずれかに該当する子供は、高校に入学したのちに中退するリスクが増えていました:- 中学3年間のうちに10日間以上の遅刻をする(中退リスクが6.4~8.0倍)
- 毎日欠かさずタバコを吸う(中退リスクが2.0倍)
- 児童虐待・育児放棄・いじめ・貧困・危険行為(放火・暴力・強盗など)といったシビアな問題を経験してきた(中退リスクが1.7倍)