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クラゲに刺されたときの対処方法。 冷やす? それとも温める?

(2016年4月) "Toxins" 誌に掲載されたハワイ大学の研究(レビュー)によると、クラゲに刺されたときには患部を冷やすよりも温めるのが良いと思われます。 海洋生物が持つ毒がいずれも非常に熱に弱いためです。

クラゲの毒による死亡者数はサメによる死亡者数よりも多く、軽い毒であっても数時間から数日間にわたり痛みが続きますし傷痕が残ります。

研究の概要

クラゲに刺されたときに冷やしたり温めたりした場合の治療効果について調べた2千ほどの論文を調査したところ、クラゲの毒を治療するには患部を温めるのが効果的であるとするデータが圧倒的に多いという結果でした。

この結果は、クラゲの毒が40~50℃で不活性化されるというデータとも一致します。 また、患部を温めるというのは、猛毒で知られるオコゼなどの海洋生物に刺されたときの治療法としてすでに定着しています。

温熱療法の方法

患部を45℃ほどに温めます。 温水に浸したり温パックを押し当てたりして20分間ほど患部を温めましょう。 お湯のシャワーを患部にかけるのも有効です。

ハコクラゲに刺された場合には冷やすほうが良い?

"Australian Medical Journal"(2017年)に掲載された研究によると、ハコクラゲの一種であるオーストラリア・ウンバチクラゲ(キロネックス)に刺された場合には温めるより冷却材で冷やすほうが痛みがマシになります。 ただし、これは病院で処置を行った場合なので、クラゲに刺されてすぐに現地で処置を行うのであれば、ハコクラゲに刺された場合にも温水が有効かもしれません。

酢は有効?

酢にクラゲの刺細胞が不活化する作用があることからハコクラゲに刺された場合には患部に酢を塗ると良いと言われていますが、患部に酢を塗ることで実際に命が助かったり症状が緩和されるかどうかに関してはデータが不足しています。
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