仕事のストレスが多い人は心房細動が生じやすい

(2018年6月) "European Journal of Preventive Cardiology" に掲載されたスウェーデンの研究で、仕事のストレスが多い人は心房細動(*)が生じやすいという結果になりました。
(*) 不整脈の一種。 症状は、動悸・息切れ・疲れやすさ・めまいなど。

研究の方法

スウェーデンに住む男女 13,200人(平均年齢47才。55%が女性)を対象に、アンケート調査で仕事のストレス(*)に関して尋ねたのち6年間前後にわたり心房細動の発生状況を追跡調査しました。
(*) 仕事で多くを要求されるのに権限が少ないという状態。 「緊張(strain)」という言葉で表現されてもいる。

結果

追跡期間中に145件の心房細動が発生しました。

仕事のストレスがある場合には無い場合に比べて、心房細動のリスクが48%増加していました。 喫煙習慣・身体活動量・BMI・高血圧の有無を考慮しても同様の結果でした。

メタ分析

上記の結果をスウェーデンで以前に行われた2つの類似研究(*)のデータと併せてメタ分析を行ったところ、仕事のストレスがある場合には心房細動のリスクが37%高いという結果となりました。
(*) 50~60才ほどの男性6千人を17年間ほどにわたり追跡調査した研究と、1990年代に平均年齢42才の男女1万人を14年間前後にわたり追跡調査した研究