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ケトン食に小麦ブランを加えるとケトン食の副作用が緩和される?

(2017年10月) "Applied Physiology, Nutrition, and Metabolism" 誌に掲載されたシレジア医科大学(ポーランド)などの研究で、マウスにケトン食を与える場合に小麦ブラン(*)を加えると副作用が軽減されるという結果になりました。
(*) 小麦を精白する過程で発生する副産物。 「ふすま」とも呼ばれる。 セルロース(不溶性食物繊維)やミネラル類を豊富に含む。

ケトン食とは

ケトン食とは、糖質とタンパク質の含有量が少なく、その分だけ脂肪分が多い食事のことです。 ケトン食によりブドウ糖が不足した肉体は、体脂肪からβヒドロキシ酪酸というケトン体を作り出し、それを代替的なエネルギー源として用いるようになります。

ケトン食はガンや癲癇(てんかん)などの治療への利用が期待されていますが、子供がケトン食を続けると低身長や骨折など副作用が生じる恐れがあります。参考: 子供が6~12年間ケトン食療法を続けた結果

研究の方法

仔マウスの一群に①普通のケトン食のエサまたは②ケトン食に小麦ブランを加えたエサのいずれかを1ヶ月間にわたり与えるという実験を行いました。

結果

普通のケトン食のエサを与えた場合には、衰弱・やつれ・成長阻害に伴う脳の発達の遅れといった副作用が強く見られました。

しかし、ケトン食に小麦ブランを加えたエサを与えた場合には、インスリン様成長因子1(IGF-1)の回復やコルチコステロン量の低下により、こうした副作用が抑制されました。