自覚症状が無い程度の腎臓疾患でガンのリスクが増加

(2014年4月) "National Kidney Foundation" の会合で発表された米国の研究において、中程度(ステージ3)の腎機能障害がある高齢者ではガン(種類は不明。 おそらく種類は問わずにガン全般)になるリスクが40%増加するという結果になりました。
ステージ3の腎臓疾患
米国では成人の11%にあたる2千3百万人が慢性腎臓疾患で、そのうちの約半数がステージ3の腎臓疾患です。 ステージ3の腎臓疾患では、明確な兆候や症状は表れません。そのため、自分に腎臓疾患があることに気付いていない人も多数います。 糖尿病や高血圧などが慢性腎臓疾患のリスク要因です。
この研究では、高血圧の持病がある高齢者 31,896人の5年分のデータを調査しました。 5年間のうちガンと診断されたのは 2,500人(8%)でした。 ステージ3b(ステージ3の腎臓疾患の中でも進行したもの)の腎臓疾患がある人でガンのリスクが43%増加していました。

年齢・人種・糖尿病の有無などのガンのリスク要因を考慮しても依然として、腎臓疾患のある人ではガンのリスクが増加していました。

今回の研究だけでは、腎臓疾患でガンのリスクが増加するという因果関係を断言できませんが、仮に因果関係が存在するとすれば、腎臓疾患によってガンのリスクが増加するのはミネラルや老廃物の蓄積が原因かもしれません。

研究者からのアドバイス
腎臓疾患が既にある人がガンのリスクを減らすには以下に気を付けます:


健康な人が腎臓疾患にならないためには以下に気を付けます:

心臓に良いライフスタイルが腎臓にも良い」 によると、上記の他にも運動習慣と、血糖値・コレステロールのコントロールが腎臓の健康にとって有益です。