腎臓の衰えが認知能力の衰えの原因に

(2012年11月) "Nephrology" 誌に掲載されたテンプル大学(米国)の研究によると、腎臓機能の衰えが思考力と記憶力の衰えにつながる可能性があります。

研究の内容

600人近くの男女の腎臓機能と知的能力の変化を5年間にわたって調査したところ、腎臓機能の衰えが大きいほど知的能力が衰える幅も大きくなっていました。 知的能力の中でも抽象的推理能力と言語記憶能力の衰えが顕著でした。

研究者のコメント

腎臓も脳も心臓血管系に大きく影響される器官であり、血圧の影響などに関しても共通しているため、一方の器官における変化がもう一方の器官の変化とリンクしている可能性があります。

また、今回見られた知的能力の衰えはそうひどいものではないので、腎臓病の治療に支障が出る恐れはありません。 例えば、人の助けを借りずに薬をきちんと飲んだり、自分の病気に関する医師の説明を理解するという程度のことは問題なく行えます。