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サプリメントで腎結石を予防するならカルシウムよりもビタミンD

(2015年10月) "ASN Kidney Week 2015" で発表予定であるクリーブランド・クリニック(米国)の研究によると、腎結石の予防のためのカルシウム補給をサプリメントで行うのは逆効果で再発リスクが増加する可能性があります。

腎結石の予防にカルシウムを多く含む食品を食べるのが有効であることが知られていますが、カルシウムやビタミンDのサプリメントによる腎結石予防の効果についてはよくわかっていません。

研究の方法
腎結石の病歴がある男女 2,061人を次の3つのグループに分けました:
  1. カルシウムのサプリメントを服用するグループ(1,486人)
  2. ビタミンDのサプリメントを服用するグループ(417人)
  3. サプリメントを服用しないグループ(158人)
服用量も服用期間も不明です。

そしてサプリメント服用の前後で24時間蓄尿検査を行いました。 24時間蓄尿検査では24時間のうちに出る尿をすべて患者本人が採取します。 採取した尿はコンテナに冷蔵します。

結果

カルシウムのサプリメントを服用したグループではカルシウムとシュウ酸(腎結石の成分)の尿中濃度が減った一方で血中濃度に変化はなく、腎結石が成長するペースが(他のグループよりも)早くなっていました。 このことから、カルシウムのサプリメント服用が結石形成に及ぼす作用のメカニズムが単純ではないと考えられます。

ビタミンDを服用したグループでも尿中に排出されるカルシウムの量が減っていましたが、こちらのグループでは結石の成長ペースも低下していました。 したがって、ビタミンDはサプリメントでも腎結石の予防に有益かもしれません。

コメント
研究者は次のように述べています:
「カルシウムをサプリメントで摂ると腎結石が悪化する可能性があります」