トランポリンでの事故に注意

(2012年9月) 米国小児科学会がトランポリンの使用に関して再び警告しています。 米国では、毎年10万件ほどもトランポリンによる事故が起きています。 それも、緊急治療室に運び込まれるような怪我です。

1999年にも米国小児科学会がトランポリンの安全性を問題視しする声明を発表しており、それに応じて安全網やマットを備えたトランポリンが作られるようになりましたが、それでも事故件数に有意な減少は見られませんでした。

トランポリンに多い事故

トランポリンの事故の1/3は、複数の子供、特に小さい子供と大きい子供が一緒に跳ねているときに起こっています。 大きい子の体重で、小さい子が高く跳ね上がり過ぎてしまって着地に失敗するのです。

トランポリンによる事故では、頭と首の怪我が10~15%を占めます。 頭や首の怪我は、重大な結果になりかねないので注意が必要です。 神経を損傷して一生治らないという事故も、200件あたり1件の割合で発生しています。このような恐ろしい事故は、トランポリンで宙返りをしようとして失敗した結果であることが多いです。

本来は遊具ではない

今回の米国小児科学会の声明では、トランポリンは遊びで使うには危険すぎると明言しています。 一方、スポーツやトレーニングでの使用についてはデータが少ないので何とも言えないということです。

トランポリンで遊ばせたい場合の留意点
どうしても子供をトランポリンで遊ばせたい場合の留意点は次の通りです:
  • トランポリン関連の請求がカバーされている保険に入っておく。
  • トランポリンは1人ずつ使用する。
  • トランポリンの周囲に十分なマットが敷かれていることを確認する。
  • トランポリンが水平な場所に設置されているかことを確認する。
  • トランポリンで宙返りやバク転などをさせない。
  • 子供がトランポリンで遊んでいる間は目を離さずにしっかり監督する。