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キムチにアトピー性皮膚炎を予防する効果?

(2017年8月) "Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition" に掲載された慶熙大学校(韓国)の研究で、キムチを食べる習慣がある人はアトピー性皮膚炎であることが少ないという結果になっています。

これまでの研究で、アトピー性皮膚炎の予防やコントロールに発酵食品が有益であることが示されていますが、キムチも発酵食品の一種です。

研究の方法

韓国に住む19~49才(平均年齢35才)の男女 7,222人に過去24時間におけるキムチ摂取量を尋ね、キムチ摂取量に応じてデータを4つのグループに分けました。

そして、アトピー性皮膚炎のリスクに影響する各種要因を考慮しつつ、グループ間でアトピー性皮膚炎のリスクを比較しました。

結果

キムチ摂取量が上から2番め(85~158g)のグループは摂取量が最少(0~36g)のグループに比べて、アトピー性皮膚炎のリスクが32%低いという結果でした。

キムチ摂取量が最大(158~601g)のグループと摂取量が最少のグループとの比較では、アトピー性皮膚炎のリスクに関して統計学的に有意な差が見られませんでした。

解説

キムチにアトピー性皮膚炎を予防する効果があるとすれば、それはキムチに含有される乳酸菌のおかげかもしれません。 以前に行われた臨床試験に、キムチ由来の乳酸菌を子供に経口投与することでアトピー性皮膚炎の症状が軽減されるという結果になったものがあります。

また、キムチには抗酸化物質も豊富に含まれていますが、抗酸化物質には炎症やアレルギー反応を抑制して喘息やアトピー性疾患のリスクを低減する効果が期待されています。

キムチ1食分は40gほどなので、85~158gは1日あたり2~4食分ということになります。

研究のスポンサー

この研究は、キムチの世界への普及を目的として韓国政府が設立した "World Institute of Kimchi" という団体の資金提供により行われました。