適度な運動であれば膝関節炎の心配なし

"Arthritis Care & Research" (2013年8月)に掲載されたノースカロライナ大学の研究によると、中程度の強度の運動でも週に2時間半以内であれば、膝の関節炎のリスクが増加することはありません。

強度が最高レベルの運動(最大で週5時間)をしている人では、膝関節炎のリスクが僅かに増加していましたが、こちらにしても統計的に有意と言えるほどではありませんでした。

この研究では、45歳以上の人たち 1,522人を6年間にわたって追跡調査を行い、X線検査と問診により膝関節炎の有無を確認しました。 上記の結果は、人種・性別・体重を問わず当てはまります。(ただし、この研究のデータには、黒人と白人のデータしか含まれていなかったようです)

中強度の運動とは、早足でのウォーキングやラジオ体操などのように心拍数や呼吸が少し速くなる程度の運動のことです。 このような中強度の運動によって政府などが推奨する運動量を確保するのは、心臓疾患や、脳卒中、高血圧、糖尿病などの病気のリスクを下げるうえで非常に有効です。参考記事: ウォーキングにジョギングと同等以上の健康効果 家事や庭仕事など中強度の運動に相当する作業も膝関節炎のリスク要因にはならないと考えられます。