定年退職が遅い人の方が長生き

(2016年4月) "Journal of Epidemiology and Community Health" に掲載されたオレゴン州立大学などの研究で、65才を過ぎてもなお働き続けている人の方が長生きだという結果になりました。

研究の方法

米国人男女 2,956人を 1992年~2010年まで追跡調査したデータを分析しました。 全員が 2010年までに定年退職しました。

分析に当たっては、データ全体を健康なグループ(約2/3)と不健康なグループ(約1/3)に分けました。 不健康なグループに分類されたのは、健康上の問題を理由として定年退職した人たちです。

結果

健康なグループでは、65才を過ぎた後も1年間長く働いた場合に死亡リスク(死因は問わない)が11%低下していました。 健康なグループではこの数字は9%でした。 これらの数字は、生活環境・生活習慣・健康状態などの要因を考慮した後のものです。

この結果から、定年後にも働く人の方が健康状態に関わらず長生きであるということになります。 追跡期間中に健康なグループでは12%、不健康なグループでは25.6%の人が亡くなりました。

解説
研究者によると、65才以降も働き続けるのが経済的・社会的にプラスの影響を寿命にもたらすのではないかと考えられます。