ラベンダーに信頼感を醸成する効果

(2015年1月) "Frontiers in Psychology" 誌に掲載されたライデン大学(オランダ)の研究で、ラベンダーに信頼感を醸成する効果があるという結果になりました。

この研究では、18~24才の男女90人(女性68人)を2つのグループに分けて、一方のグループにはラベンダーの香りを、そしてもう一方のグループにはペパーミントの香りを嗅いでもらい、その後、両グループに信頼感を測るためのゲーム(下記参照)をしてもらいました。

その結果、ペパーミントの匂いを嗅いだグループよりも、ラベンダーのグループの方が被信頼役に渡す金額が多くなっていました。

研究者によると、ラベンダーの信頼感効果は、セールスマンがラベンダーの香水を使う、お店にラベンダーの香りを漂わせる、チーム・スポーツでメンバー間の信頼感を強めるなどの利用法が考えられます。
逆に、消費者の場合はラベンダーの香りを漂わせるセールスマンや店には要注意ということになりますね。 スポーツの場合にも、ラベンダーの香りを漂わせるチームを相手にするときにはチームワークに要注意。
信頼感ゲームの内容

信頼役となる人に5ユーロ(2015年1月現在の相場で1ユーロ≒140円)を与えて、別の人(被信頼役)におカネをどれだけ与えるか、あるいは与えないかを決定させるというゲーム。 被信頼役に渡された分の金額は3倍にされた後に、被信頼役が信頼役にいくら払い戻すかを決定する。 これを数回にわたって繰り返す。

渡す金額が多いほどその場に存在する金額は増えるが、その配分を決定するのが被信頼役であるため、信頼役は自分の利益を最大化を目論むときに、被信頼役がどれだけ信頼に値するかを評価しなくてはならない。

例えば、被信頼役が100%利他的な場合に信頼役が5ユーロ全部を渡すと、その金額が被信頼役の手元で3倍の15ユーロにまで増加し、その全てが戻ってくるので信頼役は非常に得をする。

一方、被信頼役が100%利的な場合に信頼役が5ユーロ全部を渡すと、5ユーロは15ユーロになるものの、被信頼役がそれを全て自分の物にしてしまうので、信頼役は損をする。

公平な被信頼役であれば、自分と信頼役の取り分が同じとなるようにするだろうが、このゲームでは場に存在する金額が常に奇数になるようになっているので、例えば、2ユーロを渡されて、それが手元で6ユーロになった場合、相手の手元には3ユーロ残っているので、1ユーロを返す(5:4)か2ユーロを返す(4:5)かで悩む。