電子機器の LED の光で眼にダメージ

(2013年5月) 省エネでエコな照明器具として LED(発光ダイオード)ライトの普及が進んでいますが、"Photochemistry and Photobiology" 誌に掲載されたスペインの研究によると LED の光でも眼の網膜が傷つきます。 しかも治りません。

LED は照明器具だけでなく、PCモニター・携帯電話の画面・テレビ画面にも使用されていますが、これらの機器から発せられる程度の強さの光であっても、長時間継続的に暴露されることで眼が傷つきます。 研究者は次のように述べています:

「この問題は今後ひどくなると考えられます。 というのもヒトの寿命は延びていますし、子供の頃から LED の使われている電子機器を学校などでも使うようになっているからです。

そもそもヒトの眼は、(電子機器の画面のように)光「を」見るようには出来ていません。 光「で」見るように出来ているのです」

研究グループが行った生体外実験では、LED の照射によってヒトの網膜色素上皮細胞に有意な損傷が生じました。

現代人が眼を開けて過ごす時間は年間およそ 6,000時間ほどであり、その時間の大部分において人工の光にさらされています。

LED で眼を傷めないための対策として研究者は、UVカット加工のされたサングラスを着用し、ビタミンAを積極的に摂取することを勧めています。
総務省が小学校の授業へのタブレットPC導入を推進していますが、iPadなどのタブレットPCにもバックライトとしてLEDが使われているようです。