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顔の左側のほうが写真うつりが良い

(2013年5月) 写真を撮ってもらうときには、顔の左側をカメラに向けましょう。 "Experimental Brain Research" 誌に掲載された Wake Forest University の研究によると、顔の右側よりも左側で撮られた写真のほうが写真うつりが良くなります。

その理由は、顔の左側のほうが頬に現れる感情が強いためです。 今回の研究では女性の写真でも男性の写真でも、このように感情が強く表れるほうが遥かに好ましいと評価されました。

今回の研究を裏付けるかのように、モナ・リザなど西洋の肖像画にはどれも、顔の左側が描かれています。 昔の画家は、無意識のうちに顔の左側のほうが魅力的だと判断していたのでしょう。

研究内容

この研究では、複数の男女の顔を左側と右側で撮ったモノクロ写真と、さらにこれらの写真の鏡像バージョンを被験者に見せて、好ましさを評価してもらいました。

鏡像バージョンというのは、右側(左側)で撮った写真を左右反転させて、左側(右側)で撮った写真と同じ位置に目や、鼻、口などが来るようにしたものです。 こうすることによって、左右の違いによる表情の微妙な違いだけを比較できます。

被験者が左側の写った写真を好ましいという感じていることは、被験者の瞳孔の大きさにより客観的にも確認されました。 ヒトは、興味を持つもの(ここでは好ましい顔)を見るときには、無意識のうちに瞳孔が開き、興味の無いものを見るときには逆に瞳孔が収縮します。 この研究では、左と右とどちらが好ましいかという被験者の回答と瞳孔のサイズとが一致しました。

左利きの人の場合

研究グループによると、顔の左側に表情が強く表れるのは脳の右半球の支配が顔の右側よりも左側に強く及ぶためです。

しかし、検索で調べてみたところ、脳の右半球と左半球の機能は右利きの人と左利きの人で異なるそうです。 右利きの人の99%では左半球が優位半球にあたり、右半球が劣位半球にあたります。 なので、顔の表情に強く影響するのは、劣位半球ということでしょう。

そして、左利きの人の約50%では、脳の左半球が劣位半球となります。 劣位半球が顔の表情を支配し、その支配が劣位半球の反対側に及ぶのであれば、左利きの人の50%ほどでは、顔の右側に表情が強く表れるのではないでしょうか?