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豆類に前立腺ガンを予防する効果?

(2017年4月) 温州医科大学(中国)などの研究チームが行い "Oncotarget" 誌に掲載されたメタ分析で、豆類をよく食べる人は前立腺ガンになることが少ないという結果になりました。

メタ分析の方法

2016年6月までに発表された研究の中から所定の基準を満たす10の研究(コホート数は8つ)のデータを分析しました。 データに含まれていた人数は28万人超、前立腺ガンの発症件数は1万件超でした。

結果

豆類(大豆を含む)の摂取量が最大のグループは最少のグループに比べて、前立腺ガンになるリスクが15%低くなっていました。 1日の豆類摂取量が20g増えるごとに前立腺ガンになるリスクが3.7%低下するという計算になります。

ただし、研究が行われた地域別に分析すると、豆類の摂取量が多い場合に前立腺ガンのリスクが統計学的に有意に下がっていたのはヨーロッパで行われた研究(2つ)だけ(36%のリスク低下)で、北米で行われた研究(4つ)や日本で行われた研究(2つ)では統計学的に有意には下がっていませんでした。

解説

豆類に前立腺ガンを予防する効果があるとすれば、それは豆類にフラボノイドを始めとする様々な抗発ガン物質食物繊維が含有されているからかもしれません。

食物繊維と前立腺ガン

2000年に発表されたマサチューセッツ大学の研究で、食物繊維に性ホルモン結合グロブリンを増やして男性ホルモンの一種であるテストステロン(遊離テストステロン)の血中濃度を低下させる効果のあることが示されています。

そして、いくつかの研究で、テストステロンの血中濃度が低いと前立腺ガンのリスクが低いことが示されています。
ただし、テストステロン血中濃度と前立腺ガンのリスクは無関係だという結果になった研究も相当あります。