豆類の摂取量が多いとガンで死ににくいが心臓病・脳卒中で死にやすい?

(2018年1月) "Clinical Nutrition" 誌に掲載された Institut d'Investigacio Sanitaria Pere Virgili(スペイン)などの研究で、豆類(*)の摂取量が多い人はガンで死亡するリスクが低い一方で心臓病・脳卒中で死亡するリスクが高いという結果となりました。
(*) 乾燥豆(日本で言えば大豆など)とサヤエンドウなどの生鮮豆の両方。

研究の方法

スペインに住む男女7千人超の食生活を年に1度のアンケートで調べつつ6年間前後にわたり死亡状況を追跡調査しました。

そして豆類の摂取量に応じてデータを3つのグループに分けて、グループ間で死亡リスクを比較しました。

結果

追跡期間中に425人が死亡しました。 ガンで死亡したのは169人、心臓病・脳卒中で死亡したのは103人でした。

心臓病・脳卒中

豆類の摂取量が最も多いグループは最も少ないグループに比べて、心臓病・脳卒中で死亡するリスクが52%増加していました。 乾燥豆に限ると、この数字は123%でした。

ガン

豆類の摂取量が最も多いグループは最も少ないグループに比べて、ガンで死亡するリスクが49%低下していました。

男性に限る?

論文要旨には「男性に限った分析でも、豆類の摂取量と心臓病・脳卒中やガンで死亡するリスクとの間に同様の関係が見られた」とあります。 女性に限ると豆類の摂取量と心臓病・脳卒中やガンで死亡するリスクとの間に統計学的に有意な関係が見られなかったのかもしれません。