中年になってから運動習慣を始めた人でも死亡リスク低下

(2019年3月) "JAMA Network Open" に掲載された米国の研究で、運動(余暇に行う身体活動)と死亡リスクの関係が調査されています。

研究の方法

米国の6つの州から選出された50~71才の男女31万人超(男性58%)を対象に、1995~1996年に人生の各ステージ(15~18才、19~29才、35~39才、40~61才)における運動量などを尋ねたのち 2011年末までの生存状況を追跡調査しました。

そして、人生における運動量の変化(増えた・減った・維持)のパターンを特定し、パターン間で死亡リスクを比較しました。

結果

追跡期間中に 71,377人が死亡しました。 このうち心血管疾患(心臓病/脳卒中)で死亡したのは 22,219人、ガンで死亡したのは 16,388人でした。

運動量の変化パターンは10のパターンが見当たりました。

成人してから一貫して運動をしていなかったグループに比べて、人生の各ステージにおける運動量が最大だったグループは総死亡リスク・心血管疾患による死亡リスク・ガンによる死亡リスクが低下していました。

例えば、成人してから一貫して運動をしていなかったグループに比べて、運動量が比較的多かったグループは総死亡リスク36%、心血管疾患死亡リスクが42%、およびガン死亡リスクが14%低下していました。

また、成人後に運動せずに過ごしていたが40~61才のときに運動量が増えたというグループでも、(成人してから一貫して運動をしていなかったグループに比べて)総死亡リスク35%、心血管疾患死亡リスクが43%、およびガン死亡リスクが16%低下していました。

結論

研究グループは「中年になってからでも身体活動を始めるのに遅くはない。 運動してない成人は、もっと体を動かすべきだし、運動習慣がある青年は引き続き運動するがよい」と述べています。