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カンナビジオールにレノックス・ガストー症候群の失立発作を抑制する効果

(2017年4月) ネーションワイド・チルドレンズ病院で行われた臨床試験で、癲癇(てんかん)の一種であるレノックス・ガストー症候群(LGS)の患者の失立発作を抑制するのに大麻の成分であるカンナビジオールが有効であるという結果になりました。 この結果は、米国神経学会で発表されました。

研究の方法
平均年齢16才のLGS患者225人(*)を被験者とする臨床試験を14週間にわたり行いました。
(*) 1ヶ月のうちに生じる失立発作(くず折れ発作)の回数が平均85回で、癲癇の薬も効かないことが多い(これまでに試して効果が無かった抗てんかん薬の数は平均で6種類)という被験者。
被験者は次の3つのグループに分けられました:
  1. プラシーボ二重盲検法による)を服用するグループ
  2. 液状カンナビジオールを体重1kgあたり10mg服用するグループ
  3. 液状カンナビジオールを体重1kgあたり20mg服用するグループ

試験期間中にも、それまで服用していた抗てんかん薬の服用は続けられました。 服用する抗てんかん薬の数は平均で3種類でした。

結果
グループ1

失立発作の発生が17%減少しました。 失立発作の発生回数が半分以下にまで減った患者の割合は15%でした。

グループ2

失立発作の発生が37%減少しました。 失立発作の発生回数が半分以下にまで減った患者の割合は36%でした。

グループ3

失立発作の発生が42%減少しました。 失立発作の発生回数が半分以下にまで減った患者の割合は40%でした。

副作用
グループ1では72%、グループ2では84%、そしてグループ3では94%に副作用(*)が見られました。 しかし、副作用の大部分は深刻なものではありませんでした。 副作用として多かったのは食欲低下眠気でした。
(*) カンナビジオール以外の抗てんかん薬による副作用も含むのでしょう。
今後の予定
研究チームは今年の後半に、米国食品医薬局(FDA)にLGS患者へのカンナビジオールの使用を申請する予定です。