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食生活・運動量・体重に気をつけているとアルツハイマー病になりにくいかも

(2016年8月) "American Journal of Geriatric Psychiatry" に掲載されたカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究によると、健康的な食生活と運動習慣を継続し、適正な体重を維持することによって、アルツハイマー病の兆候であるアミロイドβ(ベータ)の蓄積とτ(タウ)タンパク質の異常が脳に生じるのを低減できます。

研究の方法
記憶力が少し低下しているが認知症ではない40~85才(平均63才)の男女44人を対象に、以下を実施しました:
  • PETスキャンを用いて脳を撮影してアミロイドβの蓄積やτタンパク質の異変の程度を調べた。
  • BMI・運動量・食生活などを調べた。
結果

食生活・運動量・BMIのそれぞれと、アミロイドβの蓄積量およびτタンパク質の異変の程度との間に関係が見られました。 すなわち、食生活がメディテラネアン・ダイエットの内容に近かったり、運動習慣があったり、体重が適正であったりすると、脳に生じるアルツハイマー病の兆候の程度が軽かったのです。

解説
これまでの研究でも、健康的な生活習慣によってアルツハイマー病の発症を遅らせたり、アルツハイマー病患者における脳の萎縮を軽減できることが示されていますが、アルツハイマー病をいまだ発症していない人たちにおいて生活習慣がアルツハイマー病の兆候に直接的に影響することを示した研究は今回のものが初めてです。