5つの健康項目を抑えた女性では脳卒中のリスクが半分に

(2014年10月) "Neurology" 誌に掲載された Karolinska Instituet(スェーデン)の研究によると、女性の場合、次の5項目を達成するのが脳卒中の予防に有効だと思われます:

  1. 健康的な食事(果物、野菜、低脂肪の乳製品)をする
  2. 飲酒量を抑える(1週間あたり3~9杯)
  3. タバコを吸わない
  4. 運動する(毎日40分以上はウォーキングまたは自転車で運動し、加えて週に1回以上はもっと激しい運動を1時間行う)
  5. 太らないように気を付ける(BMI で25未満を目標とする)
これらの5項目を満たしている女性は、1つも満たしていない女性に比べて脳卒中のリスクが54%も低下していたのです。

研究の内容
この研究では、スェーデン人の女性 31,696人(平均年齢は約60才)を対象に、食事や生活習慣に関する350の質問から成るアンケートを実施したうえで、10年間にわたる追跡調査を行いました。

大部分の女性は5項目のうちの2つか3つだけ満たしていました。 5つ全部を満たしていたのは589人で、1つも満たしていなかったのは 1,535人でした。 追跡期間中に発生した脳卒中は 1,554件でした。

5項目のうち満たされる項目が増えるごとに脳卒中のリスクが低下していました。

食事内容が健康的な女性では脳梗塞という脳卒中の一種になるリスクが、食事内容が不健康な女性に比べて13%低下していました。
脳梗塞
脳梗塞は脳卒中の原因としては最も一般的で、脳卒中全体の80~85%を占めます。 脳梗塞では、血管が塞がるために脳の特定の領域に酸素と血液が届かなくなります。
出血性の脳卒中に関しては、5つの健康項目とのあいだに関係性が見られませんでした。 出血性の脳卒中というのは、脳内あるいは脳の周辺に出血が生じる病気で、脳卒中全体の15~20%を占めます。