成人後の体重の変化とガンのリスクの関係①

(2016年11月) 成人後の体重の変化と肥満が関与するガンになるリスクとの関係を調査した結果を、マンチェスター大学などの研究チームが "NCRI Cancer Conference" で発表しました。

研究の方法

30万人ほどの米国人男女(約60%が男性)のデータを、成人後(18才~65才)における体重(BMI)の変化に応じて5つのパターンに分類しました。 このパターンとは例えば、「少し体重が増えた」とか「ひどく太った」などです。

そして、その後の15年間(平均値)に肥満が関与するガンを発症するリスクを調べました。

(*) 大腸・乳・子宮・卵巣・膵臓などのガン。 (参考記事: 肥満によってリスクが増加するガンが新たに8種類明らかになり合計13種類に
結果

65才以降に肥満が関与するガンを発症したのは、男性で 9,400人、女性で 5,500人でした。

男性

成人後にBMIが22から27(普通体重から1度の肥満)へと体重が顕著に増えたというパターン(男性全体の4%)では、BMIが増えたけれども健康的な範囲内に収まっていたというパターンに比べて、肥満が関与するガンになるリスクが50%高くなっていました。

当初から過体重だった人の肥満が悪化したというパターン(男性全体の3%)でも、リスクが53%増えていました。

女性

成人後にBMIが23から32(普通体重から2度の肥満)へと体重が顕著に増えたというパタン(女性全体の21%)では、BMIが常に健康的な範囲内だったというパターンに比べて、肥満が関与するガンになるリスクが17%高くなっていました。