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肝臓ガン予防のためには運動習慣を続けることが大切

(2018年3月) "Cancer Medicine" 誌に掲載された米国立がん研究所などによる研究で、運動習慣は若いころからずっと続けていない限り肝臓ガンのリスク低下に効果がないという結果となりました。

研究の方法

米国に住む50~70才(平均年齢は約63才)の男女30万人弱に、次の4つの時点における運動習慣を尋ねました:
  • 15~18才
  • 19~29才
  • 35~39才
  • 過去10年間

そして、そうして尋ねたのち平均13年間にわたり肝細胞ガン(肝臓ガンの中で最も一般的)の発生状況を追跡調査しました。

結果

常に運動量が十分だったグループ(4や6の緑線)は、10代の頃から一貫して運動不足(*)だったグループ(上のグラフの2)に比べて、肝細胞ガンになるリスクが30%前後低い傾向にありました(ただし統計学的な有意性は微妙)。
(*)強度の運動を週に150分という推奨運動量に達していない。 上のグラフで言えば、縦軸の「2」の1つ上の目盛り(2.5時間/週の運動量)が推奨運動量の最低ライン。
ところが、20代や30代になってから運動量が増えたグループ(1と3の黄線)は、10代の頃から一貫して運動不足だったグループと肝細胞ガンになるリスクに差が見られませんでした。 20代や30代から運動量が減ったグループ(7の紫線と5の赤線)も同様でした。