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限局性前立腺ガンの患者に限り、牛乳を飲む量が多いと生存率が低下

(2017年2月) 過去の研究に、前立腺ガン患者が脂肪分を普通に含む牛乳を飲むことが多いと前立腺ガンで死亡するリスクが増加するという結果になったものがありますが、"International Journal of Cancer" に掲載されたハーバード大学などの研究で、牛乳の摂取量が死亡リスクに影響するのは限局性前立腺ガンの患者に限るという結果になりました。

研究の方法

1989~1994年のうちに前立腺ガンと診断されたスウェーデン人の患者525人の生存状況を 2011年2月まで追跡調査しました。 追跡期間中に前立腺ガンで死亡した患者は222人、それ以外の原因で死亡した患者は268人でした。

今回のデータの患者たちは乳製品の摂取量が多く、前立腺ガンと診断された時点で平均で1日あたり5食分というものでした。

結果

データ全体では高脂肪の牛乳(おそらく「低脂肪乳ではない」という意味)の飲用量と前立腺ガンで死亡するリスクとの間に関係は見られませんでした。

限局性前立腺ガンの場合

しかし、限局性前立腺ガンの患者に限ると、高脂肪の牛乳の飲用量が1回分未満/日のグループに比べて、飲用量が3回分以上/日のグループは前立腺ガンで死亡するリスクが6.1倍でした。

低脂肪乳に関して言えば、飲用量が多い限局性前立腺ガンの患者は、飲用量が少ない限局性前立腺ガンの患者に比べて前立腺ガンで死亡するリスクが下がっていましたが、統計学的な有意性が微妙でした。