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睡眠時間が長い人は脳卒中に要注意

(2017年4月) "sleep medicine" 誌に掲載された中国医薬大学(台湾)のメタ分析で、睡眠時間が短い場合より長い場合のほうが脳卒中のリスクの増加が明確であるという結果になりました。

メタ分析の方法
睡眠時間と脳卒中のリスクとの関係について調べた16の前向き研究(*)のデータを分析しました。 データに含まれる人数は53万人近く、脳卒中の症例数は1万2千件超でした。
(*) 数年間など一定の期間におけるリスクを調べる研究。
結果
睡眠時間が7時間の場合と比べたときの脳卒中リスクの増加幅は次のようなものでした:
  • 5時間: 17%
  • 6時間: 10%
  • 8時間: 17%
  • 9時間: 45%
  • 10時間: 64%

睡眠時間が4時間の場合にも17%のリスク増加でしたが、統計学的な有意性に問題がありました。

脳卒中の種類別に分析すると、睡眠時間が短い場合にリスクが増加していたのは致命的ではない脳卒中だけでした。 また、虚血性脳卒中(*)に関しては睡眠時間が短いとむしろリスクが下がっていました。
(*) 血管が破れるのではなく詰まるタイプの脳卒中。 脳卒中全体の85%を占める。