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高齢になるまでに食物繊維をしっかりと摂っていた女性は大のほうの失禁のリスクが低い。特に液状の(以下略)

(2018年5月) "Gastroenterology" に掲載されたハーバード大学などの研究で、中年の頃から食物繊維をたくさん摂ってきた高齢女性は大便失禁(小ではなく大のほうのお漏らし)のリスクが低いという結果になりました。
Kyle Staller et al. "Increased Long-term Dietary Fiber Intake is Associated With Decreased Risk of Fecal Incontinence in Older Women"

研究の方法

5万8千人超の食生活を20年以上にわたり追跡調査して食物繊維の長期的な摂取量を把握し、女性たちが平均で73才に達した時点から平均3.3年間にわたり大便失禁の発生状況を追跡調査しました。

結果

3.3年間のうちに7千人超に大便失禁が生じました。

食物繊維の摂取量が最少(13.5g/日)のグループに比べて最大(25g/日)のグループは大便失禁のリスクが18%低下していました。 失禁リスクの低下は液状の便(下痢)で顕著(-31%)でした。

どういう食品で食物繊維を摂るかと大便失禁のリスクとの間には関係が見られませんでした(食物繊維のタイプにかかわらず摂取量が多ければ大便失禁のリスクが低かった)。