睡眠時間が9時間以上だと腎機能が急速に低下しやすい

(2018年1月) "Annals of Medicine" に掲載された華中科技大学(中国)の研究で、1晩の睡眠時間が9時間以上であると腎機能が急速に低下するリスクが高いという結果になっています。

研究の方法

平均年齢62才の男女1万7千人弱を対象に、睡眠時間を調べたのち中央値で4.6年間にわたり「腎機能の急速な低下」の発生状況を追跡調査しました。

腎機能の急速な低下の定義

「初回の検査におけるeGFR-再検査におけるeGFR÷追跡年数」で算出される1年あたりの腎機能低下幅が5ml/分/1.73m(*) 以上である場合を「腎機能の急速な低下」とみなしました。

(*) 「~ml/分/1.73m」というのがeGFRの単位。

結果

追跡期間中に「腎機能の急速な低下」が生じたのは 1,738人でした。

1晩の睡眠時間(*)が7時間~8時間未満のグループに比べて、1晩の睡眠時間が9時間を超えるグループは、「腎機能の急速な低下」のリスクが19%増加していました。
(*) 眠ろうとして寝付けずに布団の中で過ごす時間を含む。
睡眠時間が長いと「腎機能の急速な低下」のリスクが高いという関係は糖尿病を抱えている人で顕著でした。