閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

天気は腰痛の起こりやすさに影響しない

(2014年7月) "Arthritis Care & Research" 誌に掲載されシドニー大学の研究によると、気温や湿度、気圧、風向き、降雨などの天気的な要因によって急性的な腰痛(ぎっくり腰)になるリスクが増減するということはありません。

研究の概要

993人の患者が初めて腰痛を感じたときの天気と、腰痛を感じる一週間前および一ヶ月前の天気とを比較した (天気のデータはオーストラリアの気象庁から入手した)ところ、腰痛と天気的な要因とのあいだに関係が認められませんでした。

厳密に言えば、風が強かったり突風が吹く日には腰痛のリスクが僅かに増加していましたが、臨床的に有意といえるほどの増加幅ではありませんでした。

解説

過去の複数の研究では、寒かったり湿度が高かったりするとき、あるいは季節の変わり目に、慢性痛の症状が悪化することが示されていますが、研究者は次のように述べています:
「天気が(筋肉や関節などの)痛みに影響すると感じている患者は少なくありませんが、天気と痛みの関係を(患者の記憶に頼らずに)客観的なデータを用いて調査した信頼性の高い研究はほとんどありません」
ただし研究チームは、線維筋痛症・リウマチ・関節炎などの特定の病気と天気的要因との関係についてはさらに調査が必要だとも述べています。