低用量のステロイドでも血糖値が増加

(2014年2月) 高用量のステロイド(ステロイド系抗炎症薬)によって糖尿病のリスクが増加する(血糖値が上がる)ことは知られていますが、"Diabetes Care" 誌に掲載されたオーストラリアの研究によると、低用量のステロイドでも糖尿病のリスクが増加する可能性があります。

この研究では、リウマチ患者9人に1週間にわたってステロイド系抗炎症薬を投与して、ステロイドの長期使用者12人と比較しました。

研究者は次のように述べています:

「ステロイドを使用する前と使用している最中とでインスリン感受性がどう変化するかを調べたところ、ステロイドによってインスリン感受性が損なわれることが明らかになりました」

「ステロイドを低用量でわずか1週間使うだけでも、空腹時の血糖値が増加していました」

「インスリン感受性が損なわれると、インスリンには血糖値を下げる機能がある(のに、そのインスリンが効き難くなる)ため、血糖値が上昇することになります。 そして血糖値が高くなり過ぎると糖尿病になります」

「低用量のステロイドであっても長期間にわたって処方するのは考えものです」