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低脂肪の乳製品でパーキンソン病のリスクが増加?

(2017年6月) "Neurology" 誌に掲載されたハーバード大学の研究で、低脂肪の乳製品を頻繁に摂る人はパーキンソン病になることが多いという結果になりました。

研究の方法

米国に住む13万人弱の男女13万人(女性が約8万人)を対象に食生活などに関するアンケート調査を実施して乳製品(*)の摂取量を調べたのち、25年間ほどにわたりパーキンソン病の発症状況を追跡調査しました。 アンケート調査は追跡期間中にも4年に1回行いました。
(*) 牛乳・クリーム(乳脂肪分)・チーズ・ヨーグルト・アイスクリーム・バター・マーガリン・シャーベットなど。

結果

追跡期間中に 1,036人がパーキンソン病を発症しました。

脂肪分を除去していない乳製品の摂取量とパーキンソン病のリスクとの間には関係が見られなかったのですが、低脂肪の乳製品を1日あたり3食分以上は摂るという場合には1食分未満/日しか摂らない場合に比べて、パーキンソン病になるリスクが34%高くなっていました。

種類別の分析

低脂肪乳や無脂肪乳に限って分析すると、摂取量が1食分/日超である場合に摂取量が1食分/週未満である場合に比べて39%のリスク増加でした。

フローズン・ヨーグルトやシャーベットの摂取量が多い場合にも、パーキンソン病のリスクが少し高くなっていました。

メタ分析

今回の研究のデータを過去に発表された3つの類似研究のデータと併せてメタ分析を行ったところ、乳製品全体(脂肪を除去したもの+除去していないもの)の摂取量が最も多いグループは最も少ないグループに比べて、パーキンソン病のリスクが27%高いという結果になりました。 牛乳(全脂肪乳~無脂肪乳のトータル)に限ると、56%のリスク増加でした。

留意点

低脂肪の乳製品の摂取量が多いとパーキンソン病になりやすいのではなく、パーキンソン病になると低脂肪の乳製品を好むようになるという可能性も考えられます。