糖尿病患者には低脂肪食よりも低炭水化物食が良い

(2014年10月) "Diabetologia" 誌に掲載されたリンショーピング大学(スェーデン)の研究によると、2型糖尿病の患者には、炭水化物を控えめに食べる食事(低炭水化物食)が血糖値、身体機能(physical function)、体の痛み、および健康全般に対して良い効果をもたらすと思われます。

この研究で行われた臨床試験では、2型糖尿病の患者61人を2つのグループに分けて、一方のグループには低炭水化物食を、そしてもう一方のグループには低脂肪食を12ヶ月間にわたり続けるように依頼しました。

その結果、体重の減少度は両グループで同程度でしたが、血糖値と、身体機能、体の痛み、健康全般に関しては低炭水化物食のグループでのみ改善されていました。

過去の研究では、低炭水化物食が精神衛生(メンタルヘルス)に悪影響を及ぼすことが示されていましたが、今回の研究では、いずれのグループでも精神衛生への悪影響は見られませんでした。

各グループの報告によると、低脂肪食は比較的コストがかからない上に美味しいという特長があり、低炭水化物食は空腹感を感じず甘い物を食べたいという欲望も消滅するという特長があります。