慢性炎症が生じやすい2つの生活習慣

(2016年7月) "RBGO Gynecology & Obstetrics" 誌に掲載された Hospital de Clinicas de Porto Alegre(ブラジル)の研究によると、閉経後の女性があまり歩かなかった炭水化物が多い食事していたりすると慢性炎症が生じやすくなります。

慢性炎症は老化やアテローム性動脈硬化(*)・ガン・2型糖尿病などのリスクなどに関与すると考えられています。
(*) いわゆる普通の動脈硬化。
研究の方法

閉経後の健康な女性95人を対象に食生活・運動量・健康状態の調査を行い、食生活および歩行量と炎症の状態との関係を調べました。

炎症の指標としては高感度C反応性タンパク質(hs-CRP)の血中濃度を用い、この値が3mg/L以上である場合を「軽度の炎症が慢性的に生じている」とみなしました。 また、1日の歩数が6千歩未満の場合を「座りがちな生活」とみなしました。

結果
2つの生活習慣

年齢と閉経してから経過した期間を考慮して分析したところ、座りがちな生活やタンパク質の摂取量が少なく炭水化物の摂取量が多い食生活をしている女性で、軽度の慢性炎症が生じている率が高くなっていました。

座りがちでない生活や炭水化物の摂取量が多くない食生活をしていた場合に比べて、軽度の慢性炎症が生じている率が4.7倍(座りがち)と2.9倍(炭水化物が多い)でした。

その他
軽度の慢性炎症が生じていたグループは、そうでなかったグループに比べて次のような傾向にありました:
  • BMIが高い。
  • 体脂肪が多い。
  • 腹部脂肪が多い。
  • 中性脂肪値が高い。
  • 血糖値が高い。
  • インスリン抵抗性が生じていることが多い。
  • メタボリック・シンドロームであることが多い。