赤身肉の摂取量が日本人以下の人たちの調査でも、赤身肉の摂取量が多いと死亡リスクが高かった

(2019年3月) "Nutrients" 誌に掲載されたロマ・リンダ大学などの研究で、赤身肉や加工肉の摂取量がそもそも多くない人たちの間でも、赤身肉の摂取量が多いと死亡リスクが高いという結果になっています。

研究の方法

北米に住むアドベンチスト派のキリスト教徒(半数以上がベジタリアン)7万2千人を対象に、過去24時間における食生活を尋ねるということを6回繰り返して赤身(生鮮)や加工肉の摂取量を調べたのち、平均12年間ほどにわたり生存状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に8千人弱が死亡しました。 このうち心血管疾患(心臓病や脳卒中)で死亡したのは 2,598人、ガンで死亡したのは 1,873人でした。

赤身肉と加工肉を併せた摂取量が最大の場合には摂取量がゼロの場合に比べて、総死亡リスクが23%増加していました。 心血管疾患で死亡するリスクに限ると、この数字は34%でした。 ガンで死亡するリスクと赤身肉&加工肉の摂取量との間には関係が見られませんでした。

赤身肉に限った分析では、摂取量が最大(42g/日前後)の場合には摂取量がゼロの場合に比べて、総死亡リスクが18%および心血管疾患死亡リスクが26%増加していました。 ガンで死亡するリスクと赤身肉の摂取量との間には関係が見られませんでした。

加工肉に限った分析では、摂取量(最大のグループで3.3g/日前後)と各種死亡リスクとの間には関係が見られませんでした。
国立がん研究センターによると「2013年の国民健康・栄養調査によると日本人の赤肉・加工肉の摂取量は一日あたり63グラム(うち、赤肉は50グラム、加工肉は13グラム)」です。