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ビタミンB12 不足の高齢者で骨折のリスクが増加

(2013年12月) "Osteoporosis International" に掲載された米国の研究で、ビタミンB12が不足している高齢男性で骨折のリスクが増加するという結果になっています。

研究の内容

平均年齢75才のスェーデン人男性 1,000人のビタミンB12の体内量を検査したところ、ビタミンB12の量が最低水準にある男性は平均的な水準にある男性に比べて、骨折のリスクが70%増加していました。 骨折リスクの増加は腰椎(腰の辺りの脊椎)で顕著で、この部分に限るとリスクの増加度は120%でした(リスクが2.2倍に増加)。

この結果は、年齢・喫煙・体重・骨塩量(骨に含まれるカルシウムやリンなどのミネラルの量)・骨折歴・運動習慣・ビタミンD血中濃度・カルシウムの摂取量など骨折のリスクに影響する要因を考慮した上でのものです。

ビタミンB12で骨折リスクを減らせるかどうかは不明
ビタミンB12は卵・魚・肉に豊富に含まれていますが、今回の研究だけではビタミンB12の摂取量を増やして骨折のリスクが減るかどうかは不明です。 研究者は次のように述べています:
「今回の研究だけでは、骨折のリスクを減らすことのみを目的としてビタミンB12の摂取量を増やす理由とはなりません。 ビタミンB12の摂取量を増やすのは、ビタミンB12欠乏症の場合、あるいはビタミンB12欠乏症を予防する場合に限るべきでしょう。 骨を強化して骨折を予防するには、1日30分の運動と禁煙が有効です」