低賃金で高血圧のリスクが増加

(2013年1月) "European Journal of Public Health" に掲載されたカリフォルニア大学デイビス校などによる研究で、賃金が少ない人に高血圧が多いという結果になりました。 高血圧は心臓疾患と脳卒中の主因です。

研究の方法

5,651人の米国人およびその配偶者を対象にアンケート調査を実施して、賃金・雇用状態・健康状態・高血圧の有無を尋ねました。

結果

賃金が最低のグループで高血圧になるリスクが最高でした。

賃金と高血圧との関係が顕著なのは25~44歳の層および女性でした。 25~44歳の年齢層では、賃金が二倍のグループでは高血圧と診断されるリスクが25~30%低下していました。 女性では賃金が二倍のグループでは高血圧と診断されるリスクが30~35%低下していました。

これまでの研究では、社会経済的な地位の低さ・仕事による緊張・教育水準・保険加入の有無などと高血圧のリスクとの関係が示されています。

研究者は「最低水準の賃金で働く女性および若年層については、高血圧の検診を定期的に実施するべきだ」と述べています。