明晰夢を頻繁に見る人は問題解決能力に優れる

(2014年8月) "Dreaming" 誌に掲載されたリンカーン大学(英国)の研究によると、自分が眠っていて夢を見ているという自覚を伴う夢(いわゆる「明晰夢」)を見る人は、水準以上の問題解決能力を有していると考えられます。

明晰夢は2010年に公開された「インセプション」という SF映画にも登場し、夢の中で夢の矛盾点を察知するというシーンに用いられていましたが、今回の研究によると、高度な洞察力によって夢が創り出す圧倒的なリアリティに惑わされずに自分が今いる状況に矛盾があることを察知し、それによって夢が夢であることに気づく人がいるようなのです。

そしてこの洞察力が、目覚めているときの現実の世界においても、問題となっている事柄に存在する隠された関係や矛盾点を探知して問題を解決するのに威力を発揮します。

研究の方法

この研究では、18~25才の若者68人に、洞察力のテストとして30の問題を解いてもらいました。 この問題というのは、3つの語を見て、それらが暗示する言葉を言い当てるというものでした。 例えば、「砂・マイル(距離単位)・年月」の3語から「石」を言い当てるという具合です。

この若者たちが明晰夢を見る頻度は「見たことがない」から「月に数度見る」までさまざまでした。

結果
洞察力テストの結果と明晰夢を見る頻度を照らし合わせたところ、明晰夢を頻繁に見る人は明晰夢を見ない人に比べて、テストの成績が25%優秀でした。