マグネシウムに若干の血圧降下作用

(2016年7月) "Hypertension" 誌に掲載されたインディアナ大学の研究(メタ分析)によると、マグネシウムに若干の血圧降下作用があると思われます。

研究の方法

マグネシウム・サプリメントを服用して血圧が下がるかどうかを調べた34の臨床試験のデータを分析しました。 被験者数は合計で2千人超でした。

結果

マグネシウムの服用により血圧がわずかに、しかし統計学的に有意に下がるという結果でした。 マグネシウムのサプリメントを平均3ヶ月間にわたり1日あたり368mg(中央値)服用した場合に、収縮期(最高)血圧が2.00mmHg、そして拡張期(最低)血圧が1.78mmHg下がっていました。

解説

今回のメタ分析には、被験者数が少ないという弱点と、試験の途中で脱落した被験者が多かったという弱点があります。

さらに、マグネシウムのサプリメントにより血圧が下がっていたのは、マグネシウムが不足している人だけでした。 したがって、血圧を下げる目的でマグネシウムのサプリメントを服用する必要はなく、ふだんの食事でマグネシウムが不足しないように気をつければ良いでしょう。

368mg程度のマグネシウムであれば、サプリメントを飲まなくても食事だけで摂ることができます。 マグネシウムは、全粒穀物・豆類・ナッツ類・葉野菜に豊富に含まれています。