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マグネシウムで心血管疾患のリスクが減少

(2013年6月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたハーバード大学のメタ分析により、マグネシウムが心臓に良いことが示されています。

メタ分析の概要
食事から摂取されるマグネシウムと心血管疾患の関係に関する16の研究のデータを分析しました。 これらの研究で対象となった人たちの総数は31万人以上で、心血管疾患の発生件数が 11,995件、虚血性心臓疾患(一般的な心臓発作)の発生件数が 7,534件、そして虚血性心臓疾患による死亡件数が 2,686件でした。 主な結果は次の通り:
  • 血中のマグネシウム量が 0.2 mmol/L(ミリモル/リットル)増加する毎に、心血管疾患の発症リスクが30%減少していた。
  • 血中マグネシウム濃度が高い人では、虚血性心臓疾患の発症リスクと死亡リスクが減少していた。
  • 食事によるマグネシウムの摂取量が多い人では、虚血性心臓疾患のリスクが22%減少していたが、心血管疾患のリスクは有意には減っていなかった。
類似研究

同じく "American Journal of Clinical Nutrition" に 2012年に掲載されたメタ分析でも、マグネシウムの摂取量を増やすことで脳卒中のリスクが減ることが示されています。 マグネシウムの1日あたりの摂取量を100mg増やすごとに、脳卒中のリスクが9%減るという結果でした。

マグネシウムについて

Nutritional Magnesium Council のレポートによると、マグネシウムの摂取量が少ないためにカルシウム:マグネシウムのバランスが崩れてカルシウムが過多になると、心血管疾患のリスクが増加すると考えられます。

マグネシウムは、体内の300以上の生化学反応で必要とされます。 マグネシウムを十分にとっておくことは、神経伝達・体温調節・毒素の排出・エネルギーの生産・歯と骨の健康にとって重要です。

マグネシウムは、不眠症・高血圧・便秘・偏頭痛・胆石・腎結石などの予防にも関わっています。 また、女性の場合は、生理時の症状あるいは更年期障害の症状の軽減にマグネシウムが有効であることがあります。

マグネシウムは主に、玄米などの全粒穀物や、魚・青葉の野菜・胚芽などに含まれています。 食事からマグネシウムを十分に摂れない場合にはサプリメントを利用しても良いでしょう。