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マグネシウムで心臓病・糖尿病・早死にのリスクが下がる

(2016年12月) "BMC Medicine" 誌に掲載された浙江大学(中国)などの研究(メタ分析)によると、マグネシウムを十分に摂っておくのが心臓病・脳卒中・2型糖尿病・早死にを予防するうえで有益であると思われます。

メタ分析の方法

(サプリメントではなく)食事から摂取するマグネシウムの量と心臓病・脳卒中・2型糖尿病の発症リスクおよび総死亡リスク(*)との関係について調べた40のコホート研究のデータを分析しました。

40の研究は9ヶ国で行われたもので、データに含まれる人数は100万人超、疾患の発症や死亡の状況を追跡した期間は4~30年間というものでした。 いずれの研究でも、マグネシウム摂取量は本人の自己申告に基づきました。
(*) 死因を問わない死亡リスク。
結果
マグネシウム摂取量が100mg増えるごとに、次のようにリスクが低下していました:
  • 脳卒中: -7%
  • 心不全: -22%
  • 冠動脈疾患: -8%(*)
  • 2型糖尿病: -19%
  • 総死亡リスク: -10%
  • 心血管疾患全体(†): -1%(*)

(*) 統計学的に有意な結果ではなかった。 マグネシウム摂取量と発症リスクとのあいだに関係があるとは言えない。

(†) 心血管疾患とは心臓病や脳卒中のこと。 今回調査の対象となった40の研究の中には、心臓病や脳卒中のリスクを個別的に算出せずに心血管疾患全体のリスクのみを算出したものが含まれている。
マグネシウムについて

マグネシウムは、体内の300以上の生化学反応で必要とされます。 マグネシウムを十分にとっておくことは、神経伝達や、体温調節、毒素の排出、エネルギーの生産、健康な歯と骨にとって重要です。

マグネシウムは、不眠症・高血圧・便秘・偏頭痛・胆石・腎結石などの予防にも関わっています。 また女性では、生理時の症状あるいは更年期障害の緩和にマグネシウムが有効であることがあります。

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、成人の1日あたりのマグネシウム推奨摂取量は、男性では320~370mg(年齢により多少異なる)、女性では270~290mg(妊娠中は+40mg)というものです。

マグネシウムは全粒穀物ナッツ類・豆類・魚・青葉野菜などに含まれています。