マグネシウムと気分障害の関係

(2018年6月) ライデン大学などの研究グループがマグネシウムと気分障害の関係を調べたシステマティック・レビューが "BJPsych Open" に掲載されています。

レビューの方法

マグネシウム(Mg2+ )の摂取と気分障害(主に抑鬱)との関係を調べ 2017年12月22日までに発表された58の研究論文の内容に目を通したりメタ分析を行ったりしました。

結果

摂取量

クロス・セクショナル研究ではマグネシウムが豊富な食生活を送っていると抑鬱リスクが低い(-34%)という結果でしたが、前向きコホート研究ではマグネシウム摂取量と抑鬱リスクとの間に関係が見られませんでした。

体液中の量

気分障害の患者は体液中のマグネシウムの量が平均よりも多かったのですが、それは抗うつ剤および/または気分安定剤を服用している患者に限られていました。 体液中のマグネシウムの量と気分障害の重症度との間に明確な関係は見られませんでした。

補給

対照群(比較対象用のグループ)を設けない試験ではマグネシウムの補給(225~4,000mg)により抑鬱症状が軽減されるという結果でしたが、対照群を設けた試験ではマグネシウムの補給に効果はないという結果でした。

結論

これまでのデータによると、マグネシウムは気分障害にあまり関与していないようです。