(2017年6月) "British Journal of Nutirition" に掲載された研究で、マグネシウムの摂取量が多いと、骨粗鬆症による骨折のリスクが低いという結果になりました。
研究の方法
米国に住む男女 3,765人(平均年齢60.6才。男性 1,577人)を対象に食生活に関するアンケート調査を行ってマグネシウム摂取量を調べた後、8年間にわたり骨折の発生状況を追跡調査しました。
そして、マグネシウム摂取量(サプリメントを含む)に応じてデータを5つのグループに分割し、グループ間で骨粗鬆症性骨折のリスクを比較しました。
結果
追跡期間中に560人(男性198人)が骨折しました。 骨折のリスクに影響する様々な要因を考慮しつつ分析したところ、マグネシウム摂取量が最高のグループは最低のグループに比べて、骨粗鬆症性骨折のリスクが次のように低下していました:- 女性: -62%
- 男性: -53%(ただし、95%CIが0.21~1.00と微妙)