ストレスの解消に図工レベルの美術作品の製作が有効。 下手でもOK

(2016年6月) "Art Therapy" 誌に掲載されたドレクセル大学(米国)の研究によると、美術作品を作るのがストレスの解消に有効かもしれません。 上手い下手は関係ありません。

研究の方法

18~59才の男女39人に美術作品を作って45分間を過ごしてもらい、その前後で唾液中に含まれるコルチゾールというストレス・ホルモンの量を調べました。 体内に存在するコルチゾールの量が多い人ほどストレスを感じていると考えられます。

美術作品の材料は、紙・マジック・粘土・コラージュ(†)の素材で、これらを好きなように組み合わせて好きなものを作ることができました。
(*) 新聞・布片・針金などを糊で貼り付けて作る美術作品。(
結果

被験者の75%において、45分間の美術作品製作の後にコルチゾールの量が減っていました。 コルチゾールの減り方には個人差がありましたが、これまでに美術作品を作った経験の有無とコルチゾールの減り方との間に関係は見られませんでした。

被験者のうちの1人は「美術作品の製作によりとてもリラックスできた。 作り始めて5分ほどで不安感が軽減された」とコメントしています。

25%ではコルチゾールが増加

被験者の25%ほどでは、美術作品を製作したのちにコルチゾールが増えていました。 しかし研究者によると、これは必ずしも美術作品の製作によってストレスが増えたということではないかもしれません。

コルチゾールの量は1日を通して変動しており、一般的には朝に最も多くなります。 1日の始めには元気でいる必要があるためです。 研究者によると、美術作品を製作したのちにコルチゾールが増えていたのは、美術作品製作により気分がリフレッシュしたためかもしれません。