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肥満の男性はリウマチになりにくい

(2015年9月) "Rheumatology" に掲載されたスェーデンの研究で、男性でのみ太っていると関節リウマチ(以下「リウマチ」)のリスクが低いという結果になりました。

研究の方法

2つのデータベースの合計 50,705人分のデータを用いてBMIが25超の場合と18.5~25の場合とでリウマチ発症のリスクを比較しました。

結果

男性においてのみ、BMIが高いとリウマチ発症のリスクが低いという関係が見られました。

肥満している男性は喫煙習慣(喫煙はリウマチのリスク要因)が無いことが多いので、喫煙習慣の有無も考慮してデータを分析しても、BMIが25超のグループのリウマチ発症リスクはBMIが18.5~25のグループに比べて、一方のデータベースでは63%、もう一方のデータベースでも40%低いという結果でした。

研究者は次のように述べています:
「今回の研究では過体重と肥満とでリウマチのリスクへの影響はほとんど違いありませんでした(同じようにリスクが下がっていた)が、BMIが非常に高い場合にはリウマチのリスクへの影響が異なる可能性があります(非常な肥満の場合にはリウマチのリスクが下がらなかったり上がったりしている可能性もある)」
考えられる理由
女性よりも男性の方がBMIの高さに腹部脂肪の量が反映されていることが多く、その腹部脂肪にリウマチを防ぐ効果があるのかもしれません。 研究チームは以前に、脂肪組織に関与する代謝経路とホルモン関連の要因がリウマチのリスクに影響する可能性を指摘しています。