男性も乳ガンになることがある

(2014年7月) 米国食品医薬局(FDA)がニュース・リリースにおいて男性の乳ガンへの注意を喚起しています。

男性もまれに乳ガンになることがあり、米国では毎年 2,000人ほどの男性が乳ガンと診断され、500人ほどが乳ガンが原因で死亡しています。 英国の場合、1年間で発生する乳ガンの件数が女性では5万件近いのに対して男性では350件ほどです。

男性の乳ガンの症状・診断・治療は女性の場合とほとんど同じです。 男性の乳ガンの主なリスク要因は加齢で、80%のケースでは60才以上になって乳ガンと診断されます。

診断
男性の乳ガンの大部分では、触わればわかる無痛のしこりがまず生じますが、その段階で乳ガンと診断されるケースは少なく、多くの場合、痛みが出始めてから乳ガンが判明します。FDAの担当者は次のように述べています:
「男性は女性よりも胸が小さいので乳ガンのしこりにすぐに気が付きそうですが、さにあらず。 男性は胸にしこりがあっても乳ガンだとは思わないのです」

男性の乳ガンは診断の時点ですでに進行していることが多い傾向にあります。 男性の乳ガンの発見が遅れるのは、「男性は乳ガンにならない」という思い込みによるところが大きいと思われます。

治療
男性の乳ガンは乳ガン全体の1%を占めるに過ぎません。 そのため男性専用の治療法は研究されておらず、女性と同じ治療が行なわれる傾向にあります。 男性の場合にも、乳房切除術・化学療法・放射線療法などの治療が行われます。