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マンガンの摂取量が多い妊婦は鬱になることが少ない

(2017年1月) "Journal of Affective Disorders" に掲載された愛媛大学などの研究で、各種ミネラルのうちマンガンについてのみ、摂取量が多いと妊娠中に抑鬱症状が生じるリスクが低いという結果になりました。

研究の方法
日本に住んでいて妊娠5~39週目の妊婦 1,745人を対象に、抑鬱度を調べるためのアンケート(*)と食生活に関するアンケート調査(†)を実施しました。

(*) Center for Epidemiologic Studies Depression Scale

(†) 過去1ヶ月間における亜鉛・マグネシウム・鉄・銅・マンガンの摂取量を尋ねた。
結果
当初の分析では、亜鉛・マグネシウム・鉄・銅・マンガンのいずれについても摂取量が多いと抑鬱が生じていることが少ないという結果でしたが、様々な要因(*)を考慮したうえで分析すると、マンガンについてのみ摂取量が多いと抑鬱のリスクが26%低いという結果になりました。
(*) 抑鬱の病歴、年齢、妊娠週数、生活環境、生活習慣、体重、カルシウム・ビタミンD・イソフラボン・食事脂肪の摂取量など。
マンガンについて

マンガンは、体がタンパク質・炭水化物・コレステロールを利用するうえで必要となるミネラルで、骨の形成にも必要とされます。

マンガンはシナモンに突出して豊富に含まれています。 それ以外では、ハーブ類(タイム、パセリ、バジル)や香辛料(コショウ、生姜)や茶にも含まれています。 ハーブや香辛料以外では、米ぬかにもマンガンが含まれています。

穀類や肉類はマンガンを大量に含む食品のトップ20に顔を出していませんが、小麦・大豆・シジミなどがマンガンを比較的多量に含んでいます。

シンシナティ大学の研究者によると、マンガンは必要な栄養素であると同時に過剰に存在すると神経毒になります。