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マヌカ・ハニーでアトピー性皮膚炎の症状改善

(2017年6月) "Immunity, Inflammation and Disease" 誌に掲載されたキング・サウード大学(サウジアラビア)などの研究によると、マヌカ・ハニー(*)という蜂蜜の一種がアトピー性皮膚炎(AD)の症状改善に有効かもしれません。
(*) ギョリュウバイ(Leptospermum scoparium)というニュージーランド近辺に自生する植物の花から採れる蜂蜜。 「マヌカ」はギョリュウバイを意味するマオリ語。 マヌカハニーは様々な健康効果が注目されており日本でも市販されています( Amazon.co.jp でも入手可)。

研究の背景

ADはブドウ球菌との関係が指摘されています。 そしてこれまでの研究で、マヌカ・ハニーに免疫調節作用のほかブドウ球菌の増殖を抑える効果のあることが示されています。

研究の方法

体の左右に対称的にADが生じている成人患者14人(平均年齢33才、女性8人)に、左右のうちの一方の患部にのみマヌカ・ハニーを塗ってガーゼで覆い一晩を過ごす(そして朝にハニーを洗い流す)ということを7日間にわたり続けてもらい、色々と調べました。

結果

ブドウ球菌の状態に関してはマヌカ・ハニー塗布による違いが見られなかったものの、14人の患者全員においてマヌカ・ハニーを塗った側の患部で症状(*)の改善が見られました。
(*) 紅斑・浮腫/丘疹・表皮剥離の3項目について3段階で評価した。

マヌカ・ハニーの免疫系に対する作用はある程度見られた(IL-4に誘導されて放出されるCCL26の量が減った)ので、マヌカ・ハニーによるAD改善効果の少なくとも一部は、免疫系を介してのものだと考えられます。

また興味深いことに、今回の試験を行ってから1年後に被験者たちに電話で聞き取り調査を行ったところ被験者のうち3名は、試験から後にはマヌカ・ハニー療法を行っていなかったにも関わらずアトピー性皮膚炎の症状が全般的に改善していました。