自分の咀嚼音が聞こえないと食事量が増える

(2016年3月) "Food Quality and Preference" 誌に掲載されたブリガム・ヤング大学などの研究で自分が食事を咀嚼するときに立てる音(むしゃむしゃ・くちゃくちゃ・バリバリ・もっしゃもっしゃなど)が自分の食事量に影響することが明らかになりました。 出典: The Sounds of Eating May Reduce How Much You Eat
研究チームは、咀嚼音が食事量に及ぼす影響のことを "Crunch Effect(バリバリ音効果)" と名付けました。
研究チームによると、自分が咀嚼する音に注意をすることで食事の量を減らせる可能性があります。したがって、食事をするときにテレビや音楽などの大きな音で咀嚼音が邪魔されないようにしておくと良いかもしれません。
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研究の概要
この研究では3つの実験を行って "Crunch Effect" について調べました。
  • そのうちの1つでは、広告により咀嚼音に意識が向くように仕向けただけで食事量が減りました。
  • 別の実験では、騒音により咀嚼音を邪魔されると食事量が増えるという結果でした。 プレッツェルを食べる量が、大きな騒音が聞こえるヘッドホンを装着したときには4本だったのに対して、控えめな騒音が聞こえるヘッドホンを装着したときには2.75本だったのです。
解説
研究者は次のように述べています:
「プレッツェル1本の違いは大したことがないように思えますが、それが1週間、一ヶ月、はたまた1年と積み重なれば相当な違いになります」
研究チームによると、自分の咀嚼音を大事にするというのはマインドフルネスの一種です。 食事を味覚や視覚だけでなく聴覚でもしっかりと味わうことによって、自分が本来欲する以上に食べ過ぎてしまうことを防げるというわけです。