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咀嚼しないと顎が成長せず脳の働きにも悪影響

(2017年7月) "Journal of Dental Research" に掲載された東京医科歯科大学の研究で、咀嚼をしないと上顎あたりの骨および筋肉が成長せず認知機能に支障が生じることがマウス実験により示されています。

これまでの研究で咀嚼能力が無かったり自前の歯が少なかったりする高齢者は認知症のリスクが高いという結果になっていますが、今回の結果からも、正常な認知機能を維持するうえで咀嚼能力を維持/強化するのが有益だと思われます。

実験の概要

若いマウスに咀嚼の必要が無いパウダー状のエサを与えたところ、上顎の辺りの筋肉と骨が成長せず、学習能力が水準以下でした(電気ショックで痛い目に遇ったことを覚えない)。

こうしたマウスの海馬(*)では、神経活動・シナプス(†)の形成量・脳由来神経栄養因子(BDNF)(‡)の発現量が低下していました。

(*) 記憶と学習に関わる脳の領域。

(†) 2つの神経細胞(ニューロン)の接合部。

(‡) BDNFにはニューロンの形成や生存を促進する作用があります。 BDNFは加齢により減少します。 脳に存在するBDNFの量が多い高齢者は認知機能の衰え方がゆっくりであるというや、BDNFは運動で増やせるというがあります。
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